今年度初めて受講された方は、成長過程にある先輩方の姿を目の当たりにして『自分たちも何かしら身につけてステップアップしたい』という姿勢を感じました。またベテラン組からは、後輩たちの言動・行動において、気になる点の相談を受けました。それぞれの立場で、今以上のおもてなしを行なっていきたい気持ちが研修を通して伝わってまいりました。
研修最終日のグループワークは、意見を出し合いその発表を行なうという形だけではなく、それぞれが今回のテーマである『上手に伝えられる人となる』意識を持ち、言葉を考え、聞いている相手の表情を読む姿勢がありました。伝える手法を得ることも大切ですが、相手が理解しているか否かを読み取ることの重要性を、各自で感じていただけたことは、今後のおもてなし(接遇)に期待が深まりました。
心からの「ありがとう」の宿題については、『スタッフ間で言い合う』『家族に言ってみる』『お客様としっかりアイコンタクトをして言う』など、それぞれあらゆる場面で試してみたことの報告がありました。その結果、「ありがとうは魔法の言葉」ということを、実体験できたようです。
皆さん、研究心、探究心旺盛で頼もしく、頭が下がる思いの場面もありました。
現在、人材不足という問題がありますが、他部署の仕事であっても協力しあい、みんなで今を乗り越えようという姿を拝見しました。
研修結果は、一人ひとりの優しい表情が物語っていました。『笑顔』は作るものではなく『自然に出てくるもの』であることを示してくださった受講者の皆さんは、沖縄観光おもてなしの宝と、あらためて感じさせられた
研修でした。